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チベットの文化を知る、守る

アマナマナでは、入手しづらいチベット関連の書籍やアマナマナとご縁があった方の書籍等を厳選し、ご紹介してゆきます。

タシ・ツェリンの家

タシ・ツェリンの家

チベットの伝統文化、くらしが日本語訳付きの絵本になりました。ご購入はTibet Heritage Fundとチベット伝統文化の保護に貢献できます。

アマナマナの書棚に、新しい本が加わりました。その名も「タシ・ツェリンの家(原題:The House of Tashi Tsering)」。英語、チベット語のこの絵本に、日本語訳が加わり、日本での発売が可能になりました。本の売り上げは、チベットの文化遺産を修復し、維持するTibet Heritage Fundの資金にもなります。ハッピーな読書で、チベットにもハピネスを。

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ジュレー!ラダックのみなさん

もうひとつのチベット、ラダック。その伝統的な家々を訪れて綴ったクリエーティブなイラストエッセイ集&詩集が日本初登場!

世界中の書店をめぐっても、まず出会う可能性は限りなく低い…にもかかわらず、すばらしくクリエーティブなエッセイ詩集とTibet Heritage Fundとのご縁で知り合うことができました。その名も『ジュレー!ラダックのみなさん』です。

「ジュレー!」とは、ラダック地方のあいさつの基本。朝から夜まで、そしてありがとう!もちょっとした声掛けまで、「ジュレー!」です。香港生まれの著者、フォンジーさんが初めてであったラダックとは?が彼女のアートの才能で描かれています。

英語、チベット語のこの本、売り上げは、チベットの文化遺産を修復し、維持するTibet Heritage Fundの資金にもなります。イラストを見るだけでも和んでしまうフォンジーさんのエッセイ詩集をぜひお手元に。

スノーライオン・ブック

ダラムサラの子どもたちも仏教の基礎を学ぶ、仏教のやさしい入門書です。

チベット子ども村(TCV)では、伝統的なチベットの教育がとりいれられていますが、その中でも、チベット仏教について学ぶことは大変重要な目的のひとつです。 この絵本は、TCVの職業訓練校とTCVの生徒とのコラボレーションによって生まれた子どものための仏教入門絵本。英語圏における小学校2-4年生レベルの分かりやすい文章で、仏教のあり方、チベットの伝統的な生活がスノーライオンが主役となって語られています。冒頭には、カルマパ17世のメッセージが寄せられており、巻末には、仏教用語解説ページ、ぬりえ、ちょっとした絵やメモを書き込めるページも用意されています。

大人も手にとって、仏教や英語を学んでみたくなるダラムサラ発の絵本。ページをめくるだけでほのぼのとしたスノーライオンのイラストに、思わず心がなごみます。

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ライブラリー詳細

『タシ・ツェリンの家』について

■ 絵本で本物のチベットを知る

絵本で本物のチベットを知る

作者は長くチベットを旅し、そしてチベットの伝統的、歴史的建築物の修復を手掛けるNGO、Tibet Heritage Fundの創始者のひとりでもあるポルトガル人、ピンピン・デ・アゼベードさん。彼女の描いた美しいイラストと厳選された色合いから描き出された挿絵は、シンプルながらチベットの文化を実にリアルに描きだし、正しくも温かな言葉で紡ぎ出された物語は、読む人の心をやさしく包んでくれます。(絵本での表示は英語、チベット語で、日本語訳は別紙添付されています) 絵本でありながら、本をめくるごとに本物のチベットが現れます。

■ 著者ピンピン・デ・アゼベードさんについて

著者ピンピン・デ・アゼベードさんについて

著者のピンピン・デ・アゼベード(Pimpim de Azevedo)さんは、1964年ポルトガル生まれ。'87年に、初めてチベットに出会い、その自然、文化、そして人々の生きざまに深い感銘を受け、チベット各地を旅しながら、チベットを題材にした絵を多数制作、ベルリン、スイス、東京でも発表。1993年より、友人らとラサ・アルカイブ・プロジェクト(Lhasa Archive Project)を発足。古都ラサの建物を写真やイラストレーションで記録し始め、多くのチベットの友人との交流を深めながら、再開発の波に変わり行くラサを何とか保護したいという想いがつのり、'96年にドイツ人のアンドレ・アレクサンダー氏と共にTibet Heritage Fundを立ち上げ、本格的にラサの建築物の修復保存活動をスタートさせます。

彼女の担当した修復事業は、チベット・ラサをはじめ、四川のカム地方、青海のアムド地方、そしてモンゴルにまでおよんでいます。2009年度には、モンゴルのセンゲン・ダライ寺院の修復事業がユネスコのアジア太平洋文化遺産賞の文化遺産保存修復部門で最優秀賞を受賞しています。現在は、ロンドンのUCL (University College London)大学院にて文化遺産学を専攻中。今後もチベット建築、アートにおいて、ますますの活躍が期待されています。

■ チベットの文化遺産の維持、保護に貢献できます

チベットの文化遺産の維持、保護に貢献できます

2011年10月、アマナマナ統括責任者クリハラミユキがブログで紹介してから、この本の発売を心待ちにしていた方も少なくありません。この本は、売上の40%がチベットの文化保護をライフワークとする作者のもとに、そして20%がチベットの伝統建築を修復する役割を担っているNGO、Tibet Heritage Fundに寄付されます。この絵本は、シリーズが予定されており、次回以降の絵本の制作の資金、またチベットの子どもたちにチベット伝統教育の教科書代わりとして販売、活用されます。つまり、この本のご購入により、チベットの文化遺産の維持継続に貢献することができます。

■ この絵本の意味と価格について

この絵本の意味と価格について

すでにご存知かもしれませんが、現在、中国国内のチベット人の子ども達は、学校では中国人としての教育を受けており、伝統的なチベット人としての教育は、おもに各家庭にゆだねられています。そこで、著者ピンピンさんの希望により、ひとりでも多くのチベット人の子どもに、この絵本を通じてチベットの伝統的な生活や文化を学び、チベット語を読む機会を提供するため、この絵本の価格をチベット人の手が届く価格12元)に設定、その価格が印刷されています。

しかし、実際には、この価格は絵本の製作費を全く満たしておりません。ピンピンさんとTibet Heritage Fund(以下THF)は、この絵本の続編として、チベットの伝統文化を取り上げ、継続的にシリーズを出していく予定ですが、著者らが続編や増刷を行うためには、さらなる資金が必要です。

そこで、THFの方ともお話し合いをした結果、日本での販売価格は、2,500円にすることで、著者40%、THFへ20%が今後の資金として調達可能になり、この絵本を販売するための諸経費(国内外での輸送費、同梱資料作成やその人件費、配送手数料、消費税など)と販売者利益を残りの40%から捻出することで、継続的な製作と販売が可能、という結論になりました。

2,500円(税別)という価格は絵本としても、通常の書籍に比べても決して安くはありません。しかし、その価格で絵本を手にしてくださることで、より多くの方にチベットを身近に感じていただけるばかりでなく、チベットの子どもたち、そしてチベット文化の修復、維持継続に貢献していただくことができます。

『タシ・ツェリンの家』について

『ジュレー!ラダックのみなさん』 について

■ 本誕生のきっかけ

本誕生のきっかけ

この本は、香港人アーティスト、フォンジー・チャン(陳恵芳)さんが、ある夏の日にラダックを訪れたことから生まれました。

標高3,500メートルにあるラダックの中心地、レーは、チベット文化を色濃く残す天空の街です。海に囲まれた南の国香港からやってきたフォンジーさんには、『まったくの異世界にたどり着いた』と感じたそう。ラダックの豊かな文化、高原の人々、そして壮大な自然は、感受性豊かな彼女の心の琴線を響かせたに違いありません。そして、その響きは、実際に彼女から溢れ出し、この美しいエッセイ、詩、そしてイラストレーションになり、この本となって表現されました。

■ この本をアマナマナが取り扱う理由

この本をアマナマナが取り扱う理由

フォンジーさんは毎日、レーを訪ねて歩くごとに、そこに代々住み続けるラダックの人々の家を訪れました。近年、街の拡大により、空洞化してしまったレーの旧市街地には、再び人々が戻ってきていました。この本は、すべてその時、彼女の脳裏に刻まれた克明な記憶と印象から生まれた詩とイラストレーション、そしてエッセイです。

本の装丁は、著者のフォンジーさんの意向で、美しい黄色の糸で紡いであります。両端の部分が綴じられていないのは、この本を手にしてくださった方々に、それぞれお好みのビーズやストーンをつなげてもらい、いつか訪れるであろう、遠いラダックに思いを馳せてほしい、という気持ちが込められているからなのだそうです。

他では手に入らないフォンジーさんの絵本、ぜひ手にとってラダックの世界をお楽しみください。

■ 著者フォンジーさんについて

著者フォンジーさんについて

フォンジー・チャン (陳惠芳 / チャン・ワイフォン,Fongie Chan Chan Wai Fong)は、香港生まれ、香港育ち。描くこと、書くこと、夢みることを愛する女性アーティスト。自分自身をアンデスからやってきたインディアンであると信じており、彼女が紡ぎだす言葉、色彩、線画、木工、版画などにその思いが表れている。昼も夜も、アートを生み出し、夢を見続ける。

初めてラダックを訪れたのは、2010年7月。フォンジーは、そこで自分が生まれ育った世界とは全く違う世界があることを知る。彼女は夢のままに、現地でTibet Heritage Fund / LOTIによって2003年より修復が続けられていた古い家などを描き続ける。

出版作品は、キューバを描いたイラスト詩集『だから、キューバ(原題 英:Thus, Cuba、中:如是。古巴)』(2009.6.中国語、英語、スペイン語)、共著で、『キューバ・楽園の扉をノックしながら(原題 英:Knocking on the Door of Paradise, Cuba、中:敲打天堂的門。古巴)』(2009.3.中国語)

■ この本の活用について

Tibet Heritage Fund (略称:THF)は、1996年にチベット・ラサにて結成され、チベット建築の保存と、その伝統技術の継承、そしてチベット建築文化の発展を目的とするNGO団体です。チベット人スタッフと外国人エキスパートを中心に、当地の職人集、技術者らと協力しチベット文化圏各地にて修復事業を展開。中央チベットをはじめ、四川省のカム地方、青海省のアムド地方、モンゴルやインドのラダック地方にも活動地域を広げています。なお、この本の一冊の売上げごとに300円がTHFの活動に寄付されます。

『ジュレー!ラダックのみなさん』 について

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