セブンメタルのティンシャとは?その歴史と現状を徹底解説

ティンシャは、ヨガ、浄化、瞑想、マインドフルネス、ヒーリングなど、たくさんのシーンで使われるのを見かけるようになりました。その中で、「セブンメタル(7メタル)」という言葉が使われることがありますが、そもそもティンシャにおけるセブンメタルとは何なのでしょう?その歴史と現状について、解説してみました。

セブンメタルのティンシャとは

セブンメタルの意味

「セブンメタル(7メタル)」とは、もともと太陽系の惑星と7種類の金属が同じ特性を有しているという考え方です。

具体的には、以下のような惑星と金属に関連性があり、それぞれが共鳴し、相互に影響しあうとされています。

  • 金:太陽
  • 銀:月
  • 鉄:火星
  • 水銀:水星
  • 錫:木星
  • 銅:金星
  • 鉛:土星

セブンメタルのティンシャの歴史

金属と惑星の関係については、中国やインド、ヨーロッパにおいて、古代から現代に至るまで、多くの人々が研究し、精神的・身体的なバランスや健康などに活用しようとしてきました。

チベット密教の法具であるティンシャについても、チベット密教や占星術の考え方に加え、東洋・西洋の伝統的な神秘思想や20世紀後半に西欧社会でおこったニューエイジ思想の影響などにより、金・銀・鉄・水銀・錫・鉛の7種類の原料を用いた「セブンメタル(7メタル)」ティンシャが作られるようになったとされています。※1

スリーメタル、ファイブメタルについて

最近では、金・銀・鉄・水銀・錫・鉛以外の金属を用いる場合でもセブンメタル(7メタル)と呼んだり、それ以外の数の金属を指して「スリーメタル(3メタル)」「ファイブメタル(5メタル)」と呼ばれることがあります。しかし、これらは製造国の販売者がつけた用語であり、本来のセブンメタルの概念や意味とは異なりますので、混同しないようにしましょう。

セブンメタル・ティンシャの水銀と鉛

水銀と鉛の象徴性とは

セブンメタルの7つの金属のうち、水銀は、水星と同じ特性を有し、意識と無意識、人間と神、または人間同士をつなぐコミュニケーションや表現の象徴として尊ばれてきました。

また、鉛は、土星と同じ特性を持ち、原因と結果の因果法則と、人間の行動基準や責任などを象徴するとされています。※2

水銀と鉛のリスクと規制

水銀、鉛のいずれも、かつてはティンシャの重要な原料として使われてきたようですが、現代ではその毒性が確認されたため、先進国を中心として各国で使用が規制されるようになりました。

日本では、2017年に「水俣条約」が発効し、EUでも水銀、鉛、カドミウムなどを規制するRoHS指令が発令されています。

規制後も使われる水銀と鉛

しかし、水銀の使用はセブンメタルに必須と考えられているため、ティンシャの製造国の中には、依然としてティンシャに水銀が使用されていることがあるようです。

水銀は主に金属を結合させるための媒体として用いられ、製造過程で揮発するとされていますが、実際には高濃度で残留している場合もあるとされています。

また、低価格のティンシャには、原料の真鍮に一定量の鉛が含まれていることがあり、コストを抑えるため、由来や成分、安全性などがはっきりしない金属くずが使用される場合もあるようです。

ティンシャの安全性へのニーズの高まり

なぜ安心・安全なティンシャが求められているのか

ティンシャは、これまで日本では単なる雑貨のひとつとして考えられ、日々頻繁に使うものとはされていませんでした。そのため価格や見栄えなどがもっとも重視され、安全面についてはあまり関心が高くなかったと思われます。

しかし、最近はヨガや瞑想、マインドフルネス、浄化などで日常的に利用される方や、お仕事などで使われる方も増えてきたため、日々安心して長く使えるティンシャへのニーズが徐々に高まってきました。

あまり知られていないティンシャの水銀・鉛問題

水銀、鉛のいずれも、使用される方だけでなく、ティンシャを製造している人の健康や安全性、および環境への影響を考えると、早急な管理や対策が必要です。しかし、残念ながら現在の日本では、輸入時の水銀や鉛の残留・含有チェック、成分分析などの検査体制が整っておらず、実際にはほとんどのティンシャがノーチェックで輸入されているのが実情です。

成分分析や検査が広まらない理由

ティンシャの成分分析には専門の第三者機関の検査が必要ですが、検査にかかるコストや手間の負担も大きくかかります。雑貨としては、できるだけ安いものが求められる流れもあり、店舗を持たない通販や、海外から直接販売するサイトなども増えています。、購入される方が、価格以外をあまり気にしていない面もありますが、ティンシャを販売する側もあえて水銀や鉛についてお伝えしていないことがことが、ご存じない方が多い理由かもしれません。

アマナマナのティンシャは安全基準をクリアしています

アマナマナのティンシャは、日本を代表するティンシャ専門店として、健康・環境・社会的責任への配慮から、鉛・水銀などの有害な金属の現物は使用せず、違う形でセブンメタルを実現しています。また、ティンシャの原料については、長年の研究から、最も音の響きが良い「ブロンズ(青銅)」を主とした合金を用いています。

また、輸入品の多くが成分分析を行っていない中、専門の第三者機関による鉛・水銀の混入・残留検査を行っていますので、女性やシニアの方、小さなお子さまで、どなたでも安心してお使いいただけます。

伝統と安全性の両立を追及

密教法具という性質と企業機密のため、詳細は開示できませんが、セブンメタルについては、特別な方法で儀式的にのみ用い、音の伸び、響きの深さ、鉛・水銀不使用の安全性の両方を実現しています。セブンメタル・コンセプトを維持したまま、高い安全性を確保し、素晴らしい響きも同時にお届けできているのがアマナマナのティンシャです。

安心で快適なヨガ、瞑想、マインドフルネス、浄化のために

ヨガや瞑想、マインドフルネス、浄化をより特別なものにするために、アマナマナのサロンやネットショップで、本物のティンシャの音色をぜひ体感してみてください。日常的に長く使うものだからこそ、心から安心して信頼できるティンシャを選びましょう。

選りすぐられた本物だけが持つティンシャの深みのある澄んだ響きは、あなたに新たな調和と安らぎをもたらし、大切な癒しと浄化のパートナーとして末永く寄り添ってくれるに違いありません。

参考文献:

※1:「Die sieben Metalle der Antike: Gold, Silber, Kupfer, Zinn, Blei, Eisen, Quecksilber」
古代の七つの金属: 金、銀、銅、錫、鉛、鉄、水銀 (ドイツ語版のみ)
Wolfgang Piersig 著

※2:「Singing Bowl Exersise for Personal Harmony」Anneke Huyser 著

 

 

アマナマナのティンシャ

💠アマナマナのおすすめ💠

アマナマナのティンシャはこちら≫

◆おすすめの記事◆

通販でも人気のティンシャ。その理由とは