【amanamana】シンギングボウルの手入れのポイントと浄化法②

こんにちは。アマナマナ代表のクリハラミユキです。

これまで、シンギングボウル入門講座を10日間にわたってお伝えしてきましたが、いよいよ、今日は最終回です。

今日は「シンギングボウルの手入れのポイントと浄化法②」として、一般にはあまり知られていない方法をご紹介します。

では、早速始めていきましょう。

【二つ目の方法:ティンシャを用いる浄化法】

今日お伝えするシンギングボウルの浄化法は、チベット密教法具のティンシャを用いる方法です。

 

ティンシャにも、密教法具とレプリカがありますが、場を浄化する役割があるのは、密教法具のティンシャです。

ティンシャの音も餓鬼を癒し、もとの世界(餓鬼道)に戻ってもらうことで、場を浄化するとされています。

餓鬼とは、インドや仏教の世界観である輪廻思想の中の六道のひとつ「餓鬼道」に堕ちた亡者を指しますが、現代的に解釈すると、私たちの欲を象徴的に表現したものとも言えるでしょう。

欲自体は生きる上で必要な成長や変化のためのエネルギーですが、欲がたまり過ぎてしまったり、他の人たちからの影響を受けてしまったと感じたときは、お香と一緒にティンシャを使って浄化するのがおすすめです。

浄化の方法は、部屋の窓やドアをあけた上で、シンギングボウルの近く(真上)でティンシャを3回鳴らしてください。

【三つ目の方法:ベル&ドルジェを用いる浄化法】

三つ目の方法は、ベル&ドルジェというチベット密教最強レベルの法具を使う方法です。

ベルは鐘、ドルジェは古代インドの武器がモチーフになった二つで1セットの密教法具です。鳴らすことで諸魔を退散させ、様々な困難を乗り越えるために使われる強力なパワーを持つと言われる法具であり、浄化ツールです。

特に、たくさんの方と接するなど、お仕事でシンギングボウルを使われているプロの方におすすめです。使い方は、ドルジェを右手(男性側の手)、ベルを左手(女性側の手)で握り、シンギングボウルの上でカランカランと数回鳴らしていただくのがいいでしょう。

ベル&ドルジェは、頻繁に使う必要はなく、シンギングボウルの近くに置いておくだけでも力が発揮されます。深い瞑想をされる方は、瞑想の最初と最後に用いるのがおすすめです。

チベット密教の高僧らは、法要や説法会で読経する際は、このベル&ドルジェを手にされています。また、霊的に敏感な方は玄関にベル&ドルジェを置いていらっしゃる方もいます。

最後に、シンギングボウルの浄化にとって、最も重要なことをお伝えしておきます。シンギングボウルは、日々あなたに使われることで浄化されるということです。

シンギングボウルは「あなた自身の状態を映す鏡」でもあります。

愛情の反対語は憎悪ではなく、無視という言葉があり、忙しいという字は、自分を亡くすとも書きます。日々、あなたが自分自身と向き合い、シンギングボウルとも対話し続けていることで、あなた自身は浄化され、シンギングボウルも日々浄化されているといえるのです。

以上、「シンギングボウルの手入れのポイントと浄化法」についてお伝えしましたが、本日で10回にわたってお伝えしてきた入門講座は終わりとなります。ここまでお読みいただきありがとうございました。

入門講座は、あくまで初歩的な知識・技術についての説明でしたが、自己流のクセがつかないよう、これまでお伝えしたことを随時復習していただければと思います。

今後もシンギングボウルとヒーリングについて不定期に情報をお届けしていきますが、自分でやってみたけれどうまくいかなかったという方、実際にリアルで学びたいという方には、ISBA(一般社団法人国際シンギングボウル協会)の各種講座がおすすめです。

単に鳴らせるようになるだけでなく、ワンランク上のセルフヒーリングや、他の方へのヒーリング法、プロとして活動するための知識・技術、注意事項などもご提供していますので、ご興味を持たれた方は、ぜひ​シンギングボウル講座のサイト​をご覧になってみてください。

シンギングボウルの響きによって、あなたの人生がさらにすばらしいものになることを、心よりお祈りしています。

今後は、アマナマナからのメールお便りという形で、関連情報を定期・不定期でお送りしていきます。ご希望されない方は、お手数ですが配信解除をしていただければ幸いです。引き続きよろしくお願いいたします。

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