【amanamana】使う前に知っておきたいティンシャの基礎知識

こんにちは。アマナマナ代表のクリハラミユキです。

では、早速、プロのためのティンシャの使い方講座をスタートしていきましょう。
第一回目は、「使う前に知っておきたいティンシャの基礎知識」についてです。

使う前に知っておきたいティンシャの基礎知識

「ティンシャ」は、現在はヨガ、マインドフルネス、各種セラピーやカウンセリングなどにも広く使われるようになりましたが、もともとはチベット密教で僧侶が使う密教法具です。

チベット語の「ting」は、金属の音、または仏壇に置かれる小さな金属製の供物用のお椀を指し、「sha」は吊るす、吊り下げるという意味です。つまり、ティンシャという言葉は、吊り下げられた金属製のシンバル、または長く響く音を意味しています。

ティンシャの主な役割は、邪を払い場を清めること、そしてあなたを「本来あるべき場所へと引き戻すこと」です。ティンシャの澄んだ美しい音色は、目まぐるしく変化する日常の中で、自分が誰であるか、今、何をなすべきかを思い起こさせてくれるのです。

現在、日本では、法具として作られたティンシャと、それをもとに作られたレプリカが流通しています。今回アマナマナがお届けしたティンシャは、チベット密教の伝統製法として、ひとつひとつ手作りされた法具で、レプリカでも雑貨でもありません。

レプリカのティンシャは、お土産品・ヒーリンググッズとして人気のため、安価な真鍮を原料にして、金型で製造されたものが大量に生産されています。

一方、法具は、伝統的な原料の青銅(ブロンズ)の合金を用い、チベット密教の「砂マンダラ」と同じく、ひとつずつ作った型を、その都度壊すという伝統的な製法で作られます。

すべて手作りのため、その時々の環境などによって、形や音がひとつひとつ微妙に異なり、全く同じものは存在しません

原料の配合や製法の詳細は、密教のため外部秘となっていますが、技術の差によって品質や音にも大きな差が出ます。

高度な技術を持った職人が高齢化などで減っているため、本当に高品質な法具ティンシャは、僧院や一部の専門店などにしか流通していません。

法具のティンシャにとって一番重要なこととは?

さて、法具のティンシャにとって一番重要なことは、特定の宗教や思想といった枠を超えて、「神聖なツール」として扱っていただくことです。

実際、アマナマナのティンシャは、皆さまに大変ていねいに扱っていただいていますが、プロの方については、さらに「プラスアルファ」の知識や技術が必要と考えています。

そこで、この講座では、ヨガ、マインドフルネス、各種セラピー、カウンセリングのプロの方に、プロとしての使い方と同時に、いくつからの重要な情報もお伝えしていきます。意味を深く理解していただくと、さらに考え方や使い方が変わる可能性があるからです。

次回は、具体的なプロのための鳴らし方の基本についてご説明します。

お読みいただきありがとうございました。

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