【amanamana】ティンシャの手入れのポイントと浄化法
こんにちは。アマナマナ代表のクリハラミユキです。
いよいよティンシャ講座も今回で最後となります。これまでのお付き合い、ありがとうございました。
さて、今日は、プロのためのティンシャの使い方講座の第七回目として、「ティンシャの手入れのポイントと浄化法」についてお伝えします。
【ティンシャの手入れのポイントと浄化法】
ティンシャのお手入れで最も大切なことは、湿気や水分を避け、使用後は乾いた柔らかい布で、必ず指紋や汗などを拭き取ること、これに尽きます。
日本は湿気が高く、最近では室内でも加湿器をお使いの方が多いので、手入れをお忘れにならないようにしてください。
布は、やわらかく傷がつかないものであれば、特に指定はありませんが、綿やマイクロファイバータオルなどを使っている方も多いようです。
また、できるだけ、棚などにはしまいこまずに、風通しの良い場所に置くことをおすすめしています。やむをえない場合は、できるだけ乾燥している場所を選び、乾燥剤を使うなど、湿気には十分注意しましょう。
湿度や温度が高い場所、直射日光の下など置いたり、そのままにしておくと、跡が残ったりサビ(緑青)の原因になるためです。
【万が一、サビが出てしまった場合】
万が一、サビが出てしまった場合は、ゴシゴシと強くこすらずに、柔らかい布や綿棒などで、少しずつていねいに落としてください。
サビ取り剤を使う場合は、変色する可能性があるので、目立たない場所で試しながら、慎重に行うことをおすすめします。
そして、ティンシャそのものをどう浄化したらよいかについて説明します。
ティンシャにもメンテナンスが必要だ、と感じられる瞬間があると思います。そんな時に以下の方法を試してみてください。
【ティンシャの浄化方法】
ティンシャの浄化の方法は主に3つあります。まず、一つ目は、最も簡単な方法です。
日々ティンシャを使い、音を出していただくことです。ティンシャを鳴らすことで、その音がティンシャ自体も浄化してくれます。
二つ目は、もし、ティンシャをしばらく使わなかったり、なんとなく、響きがよどんできたように感じられるときの対処方法です。
そんな時は、ぜひチベット・真マントラ香を用いてください。ティンシャの近くでお香を炊き、煙を全体に行き渡らせます。火や熱がティンシャに直接あたらないように注意しましょう。
チベット密教でのお香は、餓鬼を癒して帰っていただくだけでなく、より高度な存在である神仏を迎えるために用いられます。
そのため、儀式で用いられるレベルのもの、人工的な香料や着色料、増粘剤などの化学物質などを用いていない品質のものを選んでください。
最後の三つ目の方法は、ベル&ドルジェというチベット密教最強レベルの法具を使う方法です。
ベルは鐘、ドルジェは古代インドの武器がモチーフになった二つで1セットの密教法具で、儀式によってはドルジェが違う法具になることもあります。
ベルを鳴らすことで諸魔を退散させ、場を浄化し、様々な困難を乗り越えるために使われる強力なパワーを持つと言われる法具であり、浄化ツールです。
使い方は、ドルジェを右手(男性側の手)、ベルを左手(女性側の手)で握り、ティンシャの上でカランカランと数回鳴らしていただくのがいいでしょう。
特に、たくさんの方と接するなど、お仕事でティンシャを使われているプロの方におすすめです。
ベル&ドルジェは、仏門にいない私たちは頻繁に使う必要はなく、ティンシャの近くに置いておくだけでも、その力が発揮されます。深い瞑想をされる方は、瞑想の最初と最後に用いるのがおすすめです。
チベット密教の高僧らは、法要や説法会で読経する際は、このベル&ドルジェを手にされています。また、霊的に敏感な方は玄関にベル&ドルジェを置いていらっしゃる方もいます。
以上、「ティンシャの手入れのポイントと浄化法」についてお伝えしました。
さて、これまで7回にわたってお伝えしてきましたが、本日で講座は終わりとなります。お読みいただきありがとうございました。
ティンシャの響きによって、あなたのプロとしてのお仕事、さらにはあなた自身の人生がさらにすばらしいものになることを、心よりお祈りしています。
今後は、アマナマナからのメールお便りという形で、関連情報を定期・不定期でお送りしていきます。ご希望されない方は、お手数ですが配信解除をしていただければ幸いです。引き続きよろしくお願いいたします。
※この講座の内容は著作権法で保護されています。ご自身のサイト、ブログ、SNS、Youtube、セミナーなどでの公開・発信・引用はお控えください。