チベット高僧とのコラボレーションブランドamanamana(アマナマナ)のプロデュースやチベットの心の知恵や癒しの発信、東京・西麻布のシンギングボウル・サロンにて各種講座等の企画・運営。3男児の母。チベットやアマナマナの情報を綴っています。
見るからに落ち着く黒ボウル、デビュー♪
このところ、
リンボウル金、
マンダラ彫りボウルと
新しいシンギングボウルが
デビューを飾っておりますが、
先週から、
マンダラ彫り黒の
シンプルバージョン。
シンギングボウルの
黒加工シリーズが
登場しています
アマナマナのロゴも、
くっきり映えて、
なんといっても、
黒ボウルの良いところは、
一緒にいると落ち着くところ
ビギナー講座では、
実は少し前から、
ひそかに登場していましたが、
最初はうれしくて、
キラキラの渋金ボウルを
手にしている方も、
段々慣れてくると、
黒ボウルを手に取りたく
なってくる人が思いのほか
多いのが興味深いです。
今回の黒は、
アマナマナのロゴ以外は、
一切、柄は入っておらず、
職人が何日もかけて、
美しい倍音が出るまで、
そして、しっかりした
ボウルに成形されるまで、
灼熱の工房で
シンギングボウルを
叩き鍛き上げたその後が、
さりげなく透けて
見えるのが特徴。
黒ボウルは渋金よりも
仕上げに時間がかかるので、
オーダーしても
なかなか入荷しない
アイテムの一つ
特大サイズも
入荷していますので、
ぜひ奥深いシンギングボウルの
倍音の癒しを黒ボウルでも
楽しんでいただけたら
うれしいです
ティンシャの裏のマントラの文字数
昨日、お客さまから、
ご質問をいただきました。
「ティンシャが届きましたが、
写真では、裏側は4文字ですが、
届いたものは3文字でした。
しかも、文字が薄いです。」
そ・・・そういえば、
アマナマナのティンシャは
職人によって裏に
4文字入れる人もいました
はい、こちらの画像が、
4文字バージョン💨
現在のアマナマナの
ティンシャは、
裏のマントラの文字は
3つのものが多いですが、
中には4つのものもあります。
(四つ葉のクローバー🍀
並みの確率)
以前、ティンシャの
ご紹介した通り、
ティンシャの裏側に
マントラがついている場合、
そのマントラは3文字の、
オム・アー・フンです。
そして・・・
時々、4文字になっている
マントラをよく見ると、
%
・・・のような形の
文字が一文字入って
いると思います。
さて、
お持ちのティンシャが
マントラ(真言)柄の方は、
よく見てみてください。
チベット人で
知らない人はいない、
観音菩薩の真言、
オンマニペメフムですが、
本来はこのマントラ、
6文字なのです・・・
ところが、
もう一度画像を貼りますが
この真言の文字数、
7文字になっていませんか?
その理由は・・・
この%の一文字が
その理由です
赤丸で囲んでみますね
そして、
ティンシャの裏が
4文字バージョンの場合も、
同じ文字が加えられて
いることが多いのです。
これ、マントラを、
ずーっと繰り返し
つなぐ文字で・・・
そのマントラは、
途切れることなく
永遠に繰り返されることを
意味しています。
でも、基本的に、
マントラが円形に
レイアウトされていれば、
堂々巡り?な感じで、
永遠にマントラが
続くことになり、
上の↑赤丸で囲んだ
%のような文字は
入れても入れなくても、
意味に大きな差はなく、
さらに、
ティンシャの裏は、
3文字でも、4文字でも、
オム・アー・フンで
あることには、
変わりありません。
・・・とそんな訳で、
「私は3つだけど、
あの人は4つ!」
ということがあっても、
それは同じく、
永遠にそのマントラが
守ってくれることを
意味しますので、
文字数については、
お気にされなくても、
大丈夫です
また、この写真のように、
「ティンシャの
裏のマントラが、
ちょっと薄いわ・・・」
とか、
文字の大きさが不ぞろい・・・
とか、
薄かったり、濃かったり、
文字がキレイに出ていない・・・
とか、
そもそも、
表にも、裏にも、
マントラなんて入ってない!
というティンシャを
お持ちの方も
いらっしゃると
思いますが、
アマナマナに
ご縁をいただいた高僧は
無地のプレミアムティンシャを
お使いになっていましたし、
見た目のバラツキでの
マントラのパワーの
差は関係ありません。
(キッパリ✨)
お客さまから
マントラの見た目で、
問合せがあったり、
交換・返品の話に
なると・・・
どうしても
日本の工芸とは違う、
おおらかな現地の
職人さんたちの笑顔が
ふと目に浮かんできます
どうしても、
へこみの一つ、傷ひとつ、
ムラや、ゆがみひとつ許されず、
いつも完璧すぎる
ジャパン品質になれていると、
こういった一見、
凸凹に見えるティンシャに、
アマナマナのスタッフに
文句の一つや、
電話でイライラも
ぶつけたくなる気持ちも
わかります・・・
ちなみに、
アマナマナのティンシャを
製造する工房は、
法具の製造をするため
人里離れた場所にあり
工房内はオープンエア。
夏は灼熱の暑さ、
冬は戸外で極寒です。
そして、
一つひとつティンシャを
作り上げていくという
とんでもない手間に、
最近は、仕事を継ぐ人も
ほとんどおらず、
現場から若者がどんどんと
数が減っています。
実際に、アマナマナが
以前、スペシャルティンシャを
注文していた工房の
チベット人の方は
ほぼ70歳。
これ以上は続けられないと
廃業されました。
そんな状況にもかかわらず、
アマナマナのために
ティンシャを作ることは、
自分の仕事だと
懸命になってくださる
職人さんが、
そこにいてくれること、
そして、
アマナマナの注文や
厳しいクオリティチェックに
毎回応えてくれる、
そんな気持ちや
信頼関係だけでも
ありがたく、
お客さまには
わがままを言いますが、
少しのへこみや
気になる部分も、
人間同様、必ずしも
完璧ではなく、
届いたティンシャの
個性だと思って
いただけたら・・・
私も本当に本当に
ありがたいです
普段、お客様の
接客時には言い訳のようで、
なかなか話せないため、
ついブログだと語りが入り、
話が長くなりました
これからも
アマナマナのティンシャを
よろしくお願いいたします