チベット高僧とのコラボレーションブランドamanamana(アマナマナ)のプロデュースやチベットの心の知恵や癒しの発信、東京・西麻布のシンギングボウル・サロンにて各種講座等の企画・運営。3男児の母。チベットやアマナマナの情報を綴っています。
続・倍音をより美しく響かせる方法
昨日は時間切れになりまして、
スミマセンでした
仕事と3人の子どもたちと、
家事を兼業しております上に、
昨日は朝からいろいろありまして、
あっという間に一日が
過ぎて行ってしまいます
さて、タイトルの
倍音を響かせる方法の続きです。
私が入団した合唱団は
今年、杉並公会堂という
比較的大きな音楽ホールで
管弦楽団を加えて演奏会を
行う予定なのですが・・・
それなりの広さですし、
フーガも加えて複雑に進行し、
さらに管弦楽団も加わるので、
バッハの合唱曲のポイントは、
ホールに届くだけの、
音量があることはもちろん、
受難のストーリーを
混声で歌うので、
ハッキリ発声すること。
さらに、3時間の大曲なので、
ところどころで
ストーリーをまとめる倍音を
より美しく、響きをもって
発声することがマスト
になります。
練習を積めば、
自然にできるのでは?
と思われる方もいるかも
しれませんが、
合唱団の指導者の方が
先日おっしゃった
倍音の響かせ方のコツが、
実に納得がいきました。
(生の会話は伝わりにくいので、
私が少々言い換えていますが
以下のような話です)
あのですね・・・
この倍音をうまく出すのに
大切なことがあるんです。
響かせるあなた自身の
内側をキレイにして。
空っぽにするんですよ。
これを言うと、
お上手なソリストの人はね、
空っぽって言葉を
そのまま使ってね、
「あ、ボクの脳みそ空っぽだから、
いい声出るのかなぁ」
なんて、冗談を
おっしゃいますけどね(笑)
物理的というよりはね、
その人のすべてが声や音に
出ちゃうんですよ。
よい倍音を出すにはね、
とにかく内側を空っぽにする。
(頭に脳みそがぎっしり詰めて
色々理屈で考えて歌うより、
空っぽになったイメージで歌う。)
何のないところで、
初めて美しい響きと
ハーモニーが生まれるのですよ。
それが美しい音楽です。
・・・なんと!
この空っぽというのは、
限りなく、仏教でいう
Space “空”に至るまでに、
自分のエゴ(執着)を手放し、
心を身軽にしていく、
無のあり方に近いものが
あります。
この話を耳にしてからというもの、
練習するときは、
仕事や私事で感じる雑念や
自分の感情を
静かに呼吸して手放してから
始めるようにしています。
実は、アマナマナで
開催されている
シンギングボウルの
中級・上級講座でも、
より深い演奏と技術として、
倍音の捉え方、奏で方を
学んでいただきますが、
聴いていただく人や、
奏でる自分のあり方が
深く問われるのは、
シンギングボウルでも同じ。
合唱なのに、
なぜか自分がやっていることに
遠からずご縁と学びが
あるんだなぁと
思った次第です。
お手元のシンギングボウル、
もちろん、今もそうされている方も
多いと思いますが、
自戒、奏でるときは、
ご自分の心のモヤモヤを
スッキリ空っぽにして、
美しい倍音をお楽しみに
なっていただけたら・・・
とってもうれしいです
スタッフブログの、
もぜひご覧ください
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倍音をより美しく響かせる方法
以前もお話ししましたが、
今年から始めたバッハ合唱団。
今週は6月の演奏会に向けて、
マタイ受難曲の仕上げも
後半に入りましたので、
一気に練習に勢いが
ついてきまして・・・
先生のご指導にも、
熱が入ります
ご指導いただく先生は、
身内では大のバッハ好きで
知られておりまして、
私がこの合唱団に、
入団を決めたのも、実は、
彼の練習の合間にこぼれ落ちる
バッハの様々なお話しが
あまりにも興味深く、
教養あふれていたため。
(ちなみに笑いも連発ですw)
今週の練習で
非常に興味深かったのは、
バッハの作品は、
合唱曲も含めて、
「倍音」で多く
構成されている、
というお話。
確かにフーガなどは、
途中、対立する旋律が、
これでもかと波のように
重なり合いますが、
最後は、完全五度、
三度などの気持ちよい和音が
倍音となってまとまります。
そもそも、合唱は、
声を出したらいいわけでなく、
人の体が楽器となるため、
そこに響きや表情を
加えていくことが
音楽性を高める=美しい
となります。
特に声(音)を響かせる、
という部分は
音楽的に重要なので、
先生から、何度も
ご指導が入ります。
たしかに、
その“響かせる”視点の
あるなしで、ソプラノ、
アルト、テノール、そして
バスの4つのパートが
醸し出す倍音の印象が、
全く違うのです。
そういえば、先月、
シンギングボウル・プレイヤーの
認定試験の実技での、
受験されたお二人の演奏は、
非常に音の響きを大切に
されていました。
では、どのように、
という部分に触れたいのですが、
今から子供の送迎なので、
次の機会にお話をさせて
いただきたいと思います
結論まで至らずスミマセン
追記:続編はこちらです
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